参議院選挙 環境テーマ別マニフェストまとめ
はじめに
NPO法人木野環境では、選挙のたびにマニフェストの環境分野の比較をしています。各政党が廃棄物や温暖化問題について
どのように考えているか(考えていないか)がわかります。そのときどきのトレンドもわかります。ぜひ参考にしてください。
参議院選挙 環境テーマ別マニフェストまとめ
お読みになる前に
このレポートは2022年の参議院選挙に候補者を擁立した政党が2022年6月24日までに各政党がホームページ上で公開した
選挙用のマニフェスト情報に基づいています。NPO法人木野環境は、中立な立場で項目の抽出をしています。意図的なカットはしていませんが、完全に網羅できていることを保証するものではありませんのでご了承ください。
ごぼうの党、日本第一党、新党くにもり、維新政党・新風はここにまとめたテーマに関する記載がマニフェストで見当たらなかったため省略しました。各党の媒体が多様化しつつあり、参照する基準を設けることが難しくなっているため、今回は選挙のためにつくられたマニフェスト、またはこの選挙のマニフェストとして位置づけられている媒体のみを対象とし、そのほかの媒体(政策集等)は対象外としました。
NPO法人木野環境の所見
- 廃棄物に関する政策は少なく、温暖化対策、原発、再生可能エネルギーについて重要視される傾向が前回の衆議院選挙からつづいています。
- 再エネ導入や、カーボンニュートラルな社会に向けての取り組みはほぼすべての政党で肯定的に言及されており、目標値についての違いがみられました。
- カーボンニュートラルなどに関して、2050年などを目標年度とした長期視点での提言がみられるようになりました。社会の大転換が求められる環境分野では短期視点と長期視点の両方で取り組むべきことを検討することが重要です。